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あなたもやっているかも?ビールの間違った注ぎ方


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ビールっておいしいですよね。

しかし、会社の飲み会とかでよく見られる、「どうぞどうぞ~」ってまだグラスが空いていないのにつぎ足すあの風習ですね。

 

実は途中でつぎ足す行為が、ビールの味を悪くしているって知っていましたか?

 

今回はサッポロの黒ラベルと共にお送りいたします。(サッポロの提供ではもちろんございません。)

 

 

 

1.なぜ僕が21歳で既にビール好きになったか?

まず僕がビールにはまっていった経緯を軽くご紹介したいと思います。

 

僕が初めてビールに触れたのが、大学生になって友人ら三人で草津温泉に旅行に行った日の夜の事でした。飲めないと思っていたビールに手を出してみたら

何これめっちゃうまァァァァァ~って感じになりましたね。

 

あの時の衝撃は忘れられません。

これは苦い、こっちはあんまり苦くないくらいの低レベルな議論してたけど楽しかったなあ。。(よなよなえーるは飲めなかった、、、)

 

ここから僕のビール街道がスタートしました。

 

2.つぎ足すとなぜまずくなるのか?

今回の本題に入っていきます。

ちなみに僕がこのことを知ったきっかけとなった本があります。それがこちらの池波正太郎さんの「男の作法」という本になります。

 

 この一冊の本をだらだらと一か月近く読んでいます。

 

何となく説教されたいとき、おやじの小言を聴きたいときについつい読みたくなってしまう本ですね。そこに深い哲学が入っているのでとても心地よいです。

僕の場合は一人でゆっくりとクラフトビールを飲みながら自分のペースで読む時に利用させていただいています。

 

近年ビジネス書や自己啓発などの意識高い系の本が流行っていますが、こんな感じの本をたまには読んでもいいと思うんです。

 

さて話を戻すと、この本の中に「瓶ビールの飲み方」に関して本書の中でとても納得した部分があったのでご紹介しようと思います。

ビールをつぎ足すのは愚の骨頂

少し長いですが、本文を引用してみようと思います。

 

男の作法 (新潮文庫)

男の作法 (新潮文庫)

  • 作者:池波 正太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/11/27
  • メディア: 文庫
 

 

ビールというのはね、料理屋でもそうだけど、本当の料理屋でない限り、まだ残っているうちに注ぎ足してしまう。これは愚の骨頂で、一番ビールをまずくする飲みかたなんだよ。

ビールというのは成分がある程度飛んじゃうわけですよ、時間がたつと。そこへ新しい成分を入れるでしょう。せっかくの新しいあれがまずくなっちゃうんだよ。それに、ちょっと飲んだのを置いておくと、冷えてたのがある程度温かくなってきちゃうわけだ。そこへ冷えたのを入れても、本当に冷えた感じにはならないでしょう。中和されちゃうから。

だから、ビールの本当の飲みかたというのは、まずお酌で一杯飲むのはしようがないね。それでグーッと飲んだらビールをまず自分のところへ置いとくんですよ。そして自分の手でやらなきゃビールというのはうまくないんだ。コップになみなみ注がないで、三分の一くらい注いで、それを飲みほしては入れ、飲みほしては入れして飲むのがビールの本当のうまい飲みかたなんですよ。

(中略)

それなのに、ちょっと飲むとすぐ店の人や何かが注ぐでしょう。

接待のときもそれをやるからいけないんです。悪循環で全部飲めないからコップに半分残るでしょう。そうするとそのまま放っておくと何か気がつかないみたいでね、怠慢のように思われやしないかということになる。

 

どうぞどうぞ~って目上の人のグラスに気を配ってつぎ足している人いると思うんですけど、そんな昭和的な習慣やめにしませんか?っていうのが意見になります。

 

ビールがほんとに好きな人は、絶対につぎ足すようなことしないし、親切心と分かっていても「あ~、」って思っちゃうと思うんですよ。

 

家で飲むビールがうまいよなって思っちゃうのはもったいないですし、このような習慣にとらわれない雰囲気に全国がなる日を僕は願っています。

 

3.さいごに。

ビールを飲みながらふわふわと書いていたので、つたない文章だったかもしれません申し訳ないです。

また、すごいいい本なのに、私としたことがよりによってマニアックなビールの飲み方を引用して紹介してしまいましたw

 

ただ、今回の話に限らず、本書の中では寿司、天ぷら、ウナギの食べ方にしても同じような価値観で書かれていて、読んでいて面白いです。

 

過剰なものを取り除こう、本当に必要なものだけでいい。一番おいしい質素な感覚を取り戻そう。という池波正太郎さんの価値観は、今の時代だからこそ復活していく兆しはあると思います。

 

そんな時、この本はとても参考になるなあと日々感じています。

 

kindle版も出ているので、本を持ち歩く必要もなく、だらだら読み進めるにはうってつけの本です。気になる方はぜひ、お手に取ってみてください。

男の作法 (新潮文庫)

男の作法 (新潮文庫)

  • 作者:池波 正太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/11/27
  • メディア: 文庫
 

 

それでは今日はこの辺で、。